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Rhapsody
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IMPRESSIONS
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展覧会に行ってみて…
展覧会の入場券(\500)です
2001年11月26日の朝日新聞夕刊に
展覧会の事が紹介されました

まず最初の印象は、思ったより会場が混雑していないという事でした。開催初日から数日経ってしまったためか、平日の昼間だからか…。

まず目に飛び込んで来たのは Freddie が幼少の頃の数枚の写真。ザンジバルのベビー・オブ・ザ・イヤーだったそうで確かにとても可愛らしく、後に壮絶なカリスマ性を発揮して全世界にとてつもない数の彼のファンを生み出す事など到底想像もつかない子供の姿です。

少年時代、インドの寄宿生の仲間達と微笑む彼(想像以上に出っ歯!)は確かに他の少年達とは違う、何かオーラのようなものを発しているようにも見えます。

バンドを始めた頃の写真を見ると、何故かドキドキします。ここで彼がこの道に進んでくれなかったら、Queen は存在していなかったのです。自分が Queen を知らずに生きてきたら今頃一体どういう自分が形成されていたのかと考えると、つい写真の前に数分間立ち止まって感慨に耽ってしまいました。

初期の頃の Queen の写真が数点、自分が信じられないほど Queen を好きになって行った頃の写真という事もあってやはり1枚1枚の写真の前で長い時間足を止めて見入ってしまいます。

そして中期〜後期の写真へと近づくと、人が少ないと思っていたのに何やら奥の方で人だかりが…。

奥の一角ではワイドビジョンで中期〜後期のPVの映像を流しています。カラヤンがオーケストラの音をレコードに残す事に力を入れて後にそれが全世界に浸透したように、彼らもバンドが PV を作成するという今では当たり前の事を浸透させるの非常に大きな役割を果たしました。

自分が最初に見た Queen の PV は、シドニーに住んでいる頃自宅のテレビで見た You're My Best Friend の PV でした。おびただしい数のロウソクのなかで演奏する彼らの映像に妙に魅せられてテレビに釘付けになっていたのを思い出しました。

PV のコーナーには多くの人達が立ち止まって映像に見入っていて、その一角に展示してあった写真やLPジャケットなどはよく見る事が出来ませんでした。

展示はその一角でおしまいなので、人の流れに逆らってもう一度初期の頃の写真がある方に戻ってまた足を止め、Queen を揺るぎない王座の道へと導いた Freddie が活き活きとマイクを握り凛としてこちらを見据えている写真を眺めては、彼は自分にとって本当に神のような存在だなぁと改めて感慨に耽るのでした。

生で彼らを見た少年時代以来の何かを強烈に訴えて来たこの写真展、足を運んでみて本当に良かったと思う反面、こうして彼の写真を見てドキドキしている今この時この世に、彼の実体は本当にもう存在しないんだなぁとたまらない切なさに襲われながら、しばらくの間放心状態に陥りつつ展覧会を後にしました。



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