歌舞伎町周辺に初めて行く方へ: コマ劇場はJR新宿駅東口からだと徒歩5分程です。 (地図の赤い矢印が最短順路) 東口から外に出て目の前にあるスタジオアルタの 左脇の広い歩道を行くと靖国通りの「歌舞伎町」 交差点に出ます。 そのまま直進してセントラルロードを歩くと正面 に見える大きな建物がコマ劇場です。 突き当たって左折、建物を時計回りに歩くと正面 入り口があります。 (地図の番号はそれぞれ下の写真の場所です) |
チケット(A席ハ列18番、9450円)を持って出発。 |
街灯はWWRYのフラッグで華やかに。(地図2) |
正面に巨大な広告が見えます。(地図3) |
左に行くと建物の角にフレディの銅像!(地図4) |
向かいのロッテリア3階席に行ってみました。(地図5) |
3階席はフレディの目線と丁度同じ位の高さです。 |
時計回りに進むとまず目に入るのがこれ。巨大です。 |
そのすぐ左手が劇場の入り口です。 |
入り口正面のガガ人形。記念撮影スポットのようです(笑) |
入場すると中にはドリンク等が豊富に揃っています。 |
左手にFMAの募金箱。僅かながら募金して来ました。 |
入場後の喫煙所。灰皿はこれ一つなので携帯灰皿が必要? |
1Fロビーではこのフレディに会えます。(似てないっ) |
売店にはTシャツや小物等のグッズが沢山。 |
CD売り場もあります。(特別割引価格!) |
2Fにも売店が。「てぬぐい \600」には笑えます。 |
2Fのドリンクメニューをよく見ると… |
左下にカクテル"WE WILL ROCK YOU"が。結構美味しいです♪ |
2Fの展示場でまず目を引くのはフレディの衣装。 |
その左手にはレッドスペシャルのコピーモデルも展示。 |
入場後左手階段の踊り場にはシングルレコードの数々が。 |
中央には何とフレディの"A Winter's Tale"直筆歌詞コピー! |
フレディが生涯最後に書いたと言われる詩ですが しっかりした字ではっきりと読む事が出来ます。 |
その上にはフレディとカバリエからジム・ハットン氏に 送られたBARCELONA(二人の直筆サイン入り!) |
開演10分前に場内へ。すでに客席の8割程が埋まっていて、正面の幕にはロゴが映し出されています。 向かって右手にコンダクターとキーボード、パーカッションが、向かって左手には ギター、ベース、ドラムスがそれぞれスタンバイ、ブースながら客席からもよく見えます。 この後会場係の方に撮影を制止されて断念(笑)、いよいよ開演です。 |
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ミュージカル自体は一言で言ってとにかく楽しいショウで、20分 の休憩を挟んだ約3時間が本当にあっと言う間に感じられました。 キャストは殆どがかなりのオーストラリア訛りですがその歌唱力 はかなりの物で、特に主役の一人、スカラムーシュ役のグランディ ソンさんの見事な歌いっぷりには圧倒されます。物語前半でガガ・ ガールズに苛められて歌うSomebody To Loveは圧巻、会場の拍手 も一段と大きくなりました。 ガリレオ役のハンフリス氏も主役に相応しく素晴らしいものの、 弱冠スカラムーシュの力量に押され気味なのと高音域が多少弱い のが惜しまれる所です(この日はマーフィー氏の代役だったよう です)。 ストーリーその物は特に意表を突いた大がかりな展開がある訳で もなく、エンディングに至ってはモーツァルトの歌劇「魔笛」を 思わせるような唐突なハッピー・エンドで幕となりますが、随所 で使われるクイーンの楽曲が多少のこじつけ感もありながらひと 味違った意味を持って新鮮に聞こえる部分も多く楽しめます。 個人的に特筆すべきだと思ったのは後半老人ポップの歌うThese Are The Days Of Our Lives、物語の流れとこれ以上ないと言う程 マッチしている事もありますが、このミュージカルの、この役者 さんのオリジナルかと思える程のハマり方、渋さにしびれました。 かつて44歳のフレディが歌ったこの曲を今55歳のロジャーが ツアーで歌ってフレディ以上の素晴らしい深みと哀愁を漂わせて いますが、この老人ポップの歌を聴いて益々この曲が好きになり、 60歳、70歳のロジャーがこれを歌うのを堪らなく聴いてみたく なりました。 前半の方で使われたDeath On Two Legsのイントロ部分のみと言い バンド演奏のみでのOgre Battleと言い芝居に劇的な効果を上げる 曲の使い方も素晴らしく、Somebody To Loveや最後にオマケ的に 歌われるBohemian Rhapsodyが完璧なバックコーラスと共に生で 聴けるのも感動的です。 バンド演奏はどれを取っても素晴らしく、オリジナルに忠実な プレイと視覚的なかっこよさについつい目が離せなくなり何度も 舞台の芝居を見逃した程です。音響的な面からもこれはブースの 側でもう一度観たいと、終演後8月のチケット(左側ブース前)を 買ってしまいました。 ストーリー自体はありがちでさほど面白みのない物ですが、クイ ーンの楽曲をこれほどまでに理解して(その上で替え歌にして) ストーリーに馴染ませてしまうベン・エルトン氏には、その手腕 と愛情の深さに感動を覚えます(メンバー2人が関わっていると は言え)。1つのバンドのみを題材にしたミュージカルとしては 歴史的な名作と言ってもいいと思います。 |
加えて歌も演奏も極上と来れば楽しくない筈もなく、80年代位 までのロックファンの心を巧みにくすぐる小ネタがこれでもかと 散りばめられて笑いも絶えないので3時間は本当にあっと言う間 です。 「これはミュージカルでなはくロック・コンサートだ」と言う (肯定的な)感想の記事を事前にいくつか読みましたが、確かに そう言う部分はあるものの、もっと言えばこれはきっとフレディ も実現したかったに違いない「クイーンの音楽を楽しく聴かせる 最も優れたショウの形」の1つなのかも知れません。 クイーンのそれとは全く違うスタイルで歌われる曲の数々がこれ ほど素晴らしいと感じさせてくれる事で楽曲の、そしてクイーン の「底力」を充分すぎる程再認識させてくれるミュージカル、何 としても全国のクイーン・ファン全員に観て欲しいので新宿のみ の公演と言うのが残念な所です。 ポール・ロジャーズを迎えたクイーン・ツアーには未だに賛否 両論あり自分自身の中にも多少の迷いがなかったとは言えません が、このミュージカルを観て何となくそれが吹き飛んだような気 がします。良い物は良いんですね。フレディ万歳!WWRY万歳! 01 Innuendo 02 Radio Ga Ga 03 I Want To Break Free 04 Somebody To Love 05 Killer Queen 06 Now I'm Here 07 Under Pressure 08 A Kind Of Magic 09 I Want It All 10 Headlong 11 No One But You (Only The Good Die Young) 12 Crazy Little Thing Called Love 13 Ogre Battle (Instrumental) ----------- Intermission ---------- 14 One Vision 15 Who Wants To Live Forever 16 Flash 17 Seven Seas Of Rhye 18 Don't Stop Me Now 19 Another One Bites The Dust 20 Hammer To Fall 21 These Are The Days Of Our Lives 22 We Will Rock You 23 We Are The Champions 24 We Will Rock You (Fast Version, Curtain Call) 25 Bohemian Rhapsody 26 I Was Born To Love You (Curtain Call) |
52ページ全カラーのパンフレットは2000円也。 |
リピーター特別価格(S席\12600→\11000)で8月23日の チケットを買ってしまいました! |